ちょっぴり前の仕事での話なのですが、やたらと傲慢(ごうまん)な印象の人がいました。
この方が勘違いをしていたのか、そもそも知らなかったのかは分かりませんが、業務上の間違いがあったんですよね。
その間違いを修正してもらう必要があり、私がその方と話をする事となったのですが…
傲慢(ごうまん)な態度にツケは自分自身へと返ってくる
例の方は一応、社外の関係者ですので(しかもそれなりの地位の人です)、
私なりに気を使ってオブラートに包んで指摘をしたのですが、

俺は間違っていない!それで正しいはずだ!いいから、そのままやれ!
とまあ、こんな感じで人の話をまったく聞いてくれない様子でした。
なんというか「自分は絶対に正しいし、自分は間違うことがない」。そんな前提のもとに生きている人だったのです。
人間だから知らないこともあるし、間違える事があるのが普通だと思うんですけどね。
かつては私自身も傲慢(ごうまん)だった時がある
さて、こんな事を偉そうに書いていますが、私自身も「傲慢さ」に取りつかれたことがあります。
まだ若かった時の話ですね。
当時の私は仕事を頑張っており、評価もされ、地位も上がっていました。
でも、それがいけなかったんですかね。
私はいい気になり、万能感に包まれて、「自分が正しい、間違っているのはお前たちだ」と、そんな風に考えていました。
さすがに直接そこまでは言いませんでしたが、態度にはありありと高慢さが現れていたことでしょう。
まあそんな状況ですから、まともな人は離れていき、寄ってくるのは利害関係のある人ばかりです。
最終的には周囲の人すべてに見捨てられ、助けてくれる人もいなくなりました。
そして…

居場所がなくなり会社を辞めました
苦い思い出です。
でもその経験から学んだのです。
傲慢(ごうまん)は最終的には自分に返ってきて、痛い目に合うと。
それからは可能な限り謙虚に生きるようにしています。
そしてそれは周りの人の目がどうとかではなく、自分のために謙虚に生きているのです。
だって謙虚さを失うと自分自身に降り掛かってきますからね。