仕事をしていて、感じることがあるんです。
それは、「断ることが出来ない上司」の下で働くのは避けた方がいいなってことです。
みなさんの周りにも、そういう上司はいませんか?
自分の失敗になったり、評価が下がるのが嫌だから、何でもかんでも受けてしまう人。
そういうタイプの人がいても、まだ同僚とかだったら問題が少ないんです。
ところが上司がNoを言えない人だと、これが大変…
最近、仕事をしながらそのことを実感しています。
断れない上司のしわ寄せはコチラに来る
私がいま働いているところの上司が、断れないタイプなんです。
会社からのけっこうムチャな指示も、お客さんからの理不尽な要望も、みんな「ハイ、ハイ」受けてしまうんです。
とにかく失敗したり、評価が下がるのがイヤみたいで…
ですが、時間にも限りがありますし、無理をした分はどこかで帳尻を合わせないといけません。
なにかを割り込ませれば、しわ寄せが必ず別ところに出てきます。
結局、私たちがプライベートを犠牲にするなどして対応することになるんですよ!
まあ会社の姿勢的な問題もあるんですけどね。
でも正直、いいかげん勘弁してほしいなーと思っています。
やる気や責任感をもとに搾取するのはよくない!
日本社会の全体で見られる問題ですけどね。
断るのはとても難しい
さて文句ばかり言って来ましたが、じつは私自身も管理職をしていた事があります。
その時の経験から管理職になって断るのが、すごく難しいことは理解しています。
というのも誰しも、「失敗したくない」「評価を下げたくない」「せっかく出世したから維持したい」。
そんな気持ちがありますから、受けるよりも断るほうが難しくなります。
よほど覚悟が決まっていないと、断れる上司にはなれません。
かくいう私自身も管理職になった初期の頃は、断れない上司でした。
あの当時のみなさん、本当にごめんなさい。
ただ、それから多くの経験をつんで分かったこともあります。
それは長い目でみれば断ったほうが、小さな失敗で済むし、評価にもプラスってことです。
短期的には会社や得意先からも「何だよ!」って思われるでしょう。
しかし断らずにいると、結局どこかでムリがきます。
そしてコントロール不能な最悪の結果を迎えるわけです。
だから結果的には、早い段階で断るほうが被害が少なくてすみます。
私の経験上は、ですけどね。
最初に痛い目に合うか、それとも後でさらに強い痛みを味わうかです。
断らずに受けてしまうのは、嫌なことの先送りにすぎません。
私自身はそのことに気付いてから、断る勇気を持てるようになりました。
今現在、断れない上司はまだ、「長い目で見れば断ったほうが良い」ことに気付けていないんだと思います。
だから生温かい目で見守ってあげましょう、いや…無理かもしれないですけど。