私も社会人となり、今では中堅やベテランと言われる年齢となりました。
そして、それなりに働き、いろんな経験もしてきたのです。
そんな日々の中で、

人が物事を考える時には、傾向があることに気付きました
「考え方のクセ」とでもいうのでしょうか。
また、このクセは大きく2つに分類されます。
その2種類とは「物事を難しくしていくタイプ」と、「物事を簡単にしていくタイプ」です。
さらに考え方のクセによって、出世しやすいや、向いている職業も違うと考えています。
さてさて、こう言っても良くわからないと思いますので、これから具体例をあげて説明していきたいと思います。
目次
物事を考える時の2種類のクセについて
では物事を考える時の2つの傾向について、話をしていきましょう。
ちなみに私自身は先程の2種類のうち、「考えるときに物事を簡単にするタイプ」に当たると思っています。
そのため「簡単に考える人」側から見た視点で書いていますので、若干のバイアスがかかっているかもしれません。
私自身が経験した具体例
これからお話しする実例は、私自身が経験したものです。
ちなみに私、いまは派遣なのですが、当時は正社員として働いていました。
さてさて、その当時、会社からは以下のような指令がでたのです。

まあどこの会社でもあることですね。
そして、この時の私は管理職でした。
残業を減らすのかー。ふーん、それならと、こんな風に考えたのです。

仕事量が多いせいで残業になるんだから、業務量を減らせばいいんじゃね
こういった考えから、私は業務に優先順位や重要度を設定し、優先順位や重要度の低い業務を中止しました。
その結果として、残業時間はみるみる減っていったのです。
と、こう書くと成功例に見えますが、実際には私自身はまったく評価されませんでした。
会社の命令通りに残業を減らしたんですけどね…
上司や会社による、この件に対する評価はこうです。

簡単なことを簡単にやるのって、意外と難しいんですけどね…
一方で高い評価を得た人もいます
ちなみに同じ状況で、評価が高かった別人の行った残業対策は以下です。
- 「残業削減プロジェクトチーム」の結成
- 各店舗より1名を、プロジェクトチームに参加させるよう指示
- 2週に1回、プロジェクトチームによる会議を開催
- プロジェクトチームで会議を行うときの材料として、各店舗より残業削減アイディア提出を義務化
ちなみにですが、これを見た時の私の感想は以下のようなものです。

そして結果はといえば、残業が増えていました…
まあ、そりゃ、業務終了後に会議とかやってますからね。
仕方がないとは思います。
でもですよ!
不思議なことに実際に残業を減らした私よりも、成果を出せなかったこの人のほうが、会社からの評価は高かったのです。
なぜなのか?
それは考え方のタイプの違いもあるのです。
それについて、これから話していきたいと思います。
「難しく考えるタイプ」と「簡単に考えるタイプ」
出世や業績に影響する、考え方のクセは以下の2タイプです。
- 物事を考える時に簡単にしていく
- 物事を考える時に難しくしていく
さてさて、それぞれについて少しお話していきましょう。
まずは私自身もそうである、そう「簡単にしていくタイプ」から。
物事をシンプルしていくタイプ
先程の残業削減の例でもそうですが、私は物事を考える時にとてもシンプルにしていきます。
残業多い → 仕事多い → 仕事を減らせば残業は減る
とまあ、こんな感じの思考経路でした。
当時の上司も言っていましたが、当たり前といえばその通りです。
そして、これも当たり前ですが、仕事を減らしたので残業が減ったわけです。
会社が残業を減らせというから、やることやったつもりだったんですけどね。
評価はされませんでした。
ただ、これはいつものことで、残業の件が特別だった訳ではありません。
私のような「物事をシンプルに考えるタイプ」は、周りからの評価が低くなることが多いです。
その理由は、簡単なことを簡単にやってしまうからだと思います。
周囲からは「そりゃ当たり前でしょ」となって、たいした事をしてないように見えるんでしょう。
ただ先程の残業の件もそうですが、結果はついてくるケースが多いです。
そのため「物事を簡単に考えるタイプ」は、成果を求められるような仕事に向いているんだと思います。
過程よりも結果が重視される環境に、適しているのでしょう。
それこそ経営者や、サラリーマンでも外資系とかの方がいいのかもしれません。
まあぶっちゃけ私もそうですが、日本企業のサラリーマンは合わないと思います。
しかし、成果を出すのは得意ですので、大きく成功するのはこのタイプなのかもしれません。
物事を難しくしていくタイプ
続きまして、「物事を難しくしていくタイプ」です。
これは私とは違う性質ですので、どのような思考経路を辿っているのかは分かりません。
ただし先程の残業の件もそうですが、このタイプは会社での評価が高くなる傾向があります。
理由としては、すごい事を、頑張ってやっているように、周囲からは見えるからじゃないかと思います。
ようは演出がうまいとも言えます。
まさにサラリーマン向きなのでしょう。
実際に会社の上層部も、このタイプの人が多いです。
また、上層部にこのタイプが多いというのも、「物事を難しく考えるタイプ」が高く評価される要因の一つかと思います。
残念ですがサラリーマンとして、私はこのタイプに敵いません。

だから正社員をやめちゃいました(笑
物事を難しく考えるタイプは、周りからの評価が重要な職業に向いていると思います。
それこそサラリーマンとかです。
正直なところ、こちらのタイプの方が世の中をうまくわたって行ける気がします。