私はとっても不器用な人間なんです。
そのせいか何をやっても、出来るようになるまでの時間が人よりもかかります。
そんな自分のことが嫌いだったり、悲しく思ったり、うまく出来ないことを嘆いていた時期もありました。
でも今は「まあ、これはこれで良かったな」と感じています。
苦労にはツラさもあるが、楽しさもある
冒頭でも書きましたが、私自身は物事を習得するのに時間がかかります。
そのため周りの人が普通にやっている内容なのに、私はスムーズに出来なくて、試行錯誤を繰り返すこととなってしまいます。
何度も失敗して、どうして出来ないのか考えて、アレやコレとやる訳です。
そうしてようやく、周りの人たちに追いつけるのです。
そんな状態でしたから、正直なことを言えば苦しいと感じる時期もありました。
でも自分らしく生きようと決心してからは、「まあ、これが自分なんだから仕方ない」と諦められるようになってきたのです。
すると不思議なことに、苦労したり試行錯誤するのが少しずつ楽しくなってきたんですよね。
むしろ物事がうまく進み始めると、物足りなくてツマラないなと感じようになってしまいました。
結局、苦しかったり、嘆いてしまうのは、周りの人と比較していたのが原因だったんです。
それが私は私だからと諦めて、自分のやることに集中できたので、苦労にも楽しい部分があることに気付けた訳です。
苦労そのものは、もちろんシンドイ部分もありますが、ヤリガイや達成感もありました。
私自身が勝手に人と比べる事で、苦労をただの嫌な物にしてしまったのです。
ポイントは二つです。他人と比べないこと。そして出来ない自分を受け入れてあげること。
苦労して試行錯誤した分、得られる物がある
さて、他の人よりも苦労したゆえのプラスもあります。
それは身に付けるまでにアレコレと試している分だけ、多少の変化があったとしても対処できるのです。
試行錯誤した事で多くの経験値を得ている訳です。
応用が効くと言い変えてもいいでしょう。
そしてもう一つのプラス面が、人に教えるのがうまくなるって事です。
自分自身が何度も失敗していますから、他人がなぜ出来ないのか、どこが悪いのかが分かります。
アッサリ出来てしまった人は、なんで失敗するのかピンと来ないみたいです。
こんな風にスムーズに行かない事にも、メリットがあったりします。
むしろ長期的にみれば、苦労した分だけ出来る幅が広がるのです。
だから今、物事が思い通りに行かなくて失敗をしている人も、多くの荷物を積んでいるために到着の時間が遅くなっているだけです。
到着してしまえば、むしろ物資は豊富ですよ。
だから、周りの人と比べるのをやめて、目の前の事を一生懸命にやってみましょう。
その苦労はいつか報われる日が来ますから。